2008年7月16日水曜日

Second Life

さて、最後の課題です。

今まで、Google Earth使ったり、vizimoで遊んでみたり、仮想博物館(?)みたいなものを考えてみたりしましたが、これが最後の課題です。

テーマは、「実社会の『work』をSecond Lifeにトランスレートする」

実世界に存在する「work」を、Second Life上に展開したらどうなるのか、を提案する課題です。

では、私の提案を記述していきたいと思います。



<テーマ>

トランスレートする職業として、「研究者」を取り上げ、展開を論じていきたい。


<実世界での問題点>

研究者は普段、それぞれが専門とする分野の研究に励んでいる。では、その人達の最も大きな“目的”とは何であろうか?それは、“学会などに出向いて、自分の研究の成果を発表すること”である。そこで自分の研究が世界に認められれば、それが人々のために役立てられていくのである。

しかし、研究者が発表の場として利用する“学会“は、身近な場所で行われるわけではなく、むしろ日本を離れた遠い地域で行われることも少なくない。この場合、研究者は自らの研究にあてる時間やコストを移動のために割き、わざわざ遠いところまで出向いているのである。現在のこのシステムは、時間や費用の面以外にも、肉体的・精神的ストレスを伴うものであり、一部では研究の妨げになっている場合もあるのだ。

そこで今回私は、「研究者のための、学会などの発表の場」に焦点をあて、考えていきたい。


<Second Lifeでの改善案>

まず、Second Life上に、主催者(*1)が学会の場(*2)を作る。→Second Gakkai(以下SG)

  ↓

研究者がそれぞれのSG(*3)で発表を行う。

  ↓

SGでは、参加者であれば自由に意見することができる。

  ↓

SGには併設して交流スペースが設けてあり、発表を終えてから参加者同士で情報を交換することもできる。


*1 実社会でも主催している、大学や企業など

*2 学会は招待性で、(招待されていない)一般のユーザーは入ることができない。

*3 学会は分野毎にわかれており、自分の分野にあった場を探すことができる。


<期待されるもの>

・今まで学会が開催される場所に行くために使っていた費用を、研究費にあてるなど、有効に使うことができる。

・場所を変えることで起きる、肉体的・精神的ストレスから研究者を助ける意味でも有効である。

・特に研究者に家族がいる場合、今までは出張続きで家族と過ごす時間が短く、コミュニケーションを取れなかった人も、自宅から学会に参加できるため、家族とのコミュニケーションの機会を持つことができる。


以上より、「研究者」をSecond Life上にトランスレートすることには現在でもニーズがあり、十分実現可能であると考える。

2008年7月9日水曜日

Mirai-CUBE

お久しぶりです。久々の課題です…?
そんなことはないのですが、投稿は久しぶりです。こんにちは。

さて、今回の課題。なぜか、色々名称を伏せなければいけないみたいなので…ちょっと大変ですが、レポートしてみようと思います。


<企画テーマ>
ターゲットとする博物館的施設(以下M館)を、ネットワークの世界とリンクさせ、自己成長させる。

<チームのコンセプト>
M館の実際の来場者が発する声を使って、ネットワークの世界とのつながりを持たせる。

<展開>
M館公式HPからリンクが貼られた空間へ来館
(全体の形としては、立方体の空間内にいくつかの球が配置してある)
  ↓
空間内を自由に浮遊する。
  ↓
球に触れると音声が聞こえ、クリックすると画像や映像が現れ、疑似体験できる。

<発表時に頂いたアドバイスやコメント>
・仮想空間化する意義がわからない。(HPのボタンと何が違うのか)
・仮想や疑似空間というより、ヴァーチャル空間と訳した方がいい。
・広告や宣伝という形は、M館の活動のモチベーションにはならない。
・口コミをそのまま広告にするのは難しい。
・声をつかった提案は面白い。
・問題点発見は良い。ただ、本質をもっと深く考えてほしい。
・プレゼンの資料をもっと詰めて。
・話の展開が飛躍しすぎ。
・科学コミュニケーションに視点をおいてほしかった。  など

<アドバイスを受けての展開>
人の声を使ってM館を紹介するネット空間を作ることは根底にあるので、そこから発展させた内容について考えたことを述べたい。

発表時において問題に感じたのは、科学コミュニケーションの少なさと、広告としての位置。
そこで解決案として私が考えるのは、
・体験できるコンテンツの他に、自分の意見や疑問点を投稿し、解答を求めることができるスペースを用意する。
→実際の来館者が、自宅に戻った後に感じた疑問点を解決できる場としても使用できる。
・空間には、検索機能を設ける。
→これにより、自分の知りたい情報や体験したいスペースを的確に見つけることができる。
といった点である。発表時の提案に、利用者側からみたわかりやすさと、利用する機会の幅を広げることを考えた。